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大学院とは?進学を決断する前に考えたいメリット・デメリット
【この記事の要約】大学院とは、大学で学んだ知識や理論を応用し、さらに深い学術的な研究を行う場所です。大学院進学は、大学教授や研究者を目指すコースというイメージがありますが、特に理系の場合、大学院に進学して専門的な知識やスキルを身につけることが就活に有利とされています。
大学院にはいくつかの種類があります。学部を持つ大学院は、大学の学部で得た知識を発展・応用させながら、さらに高度で専門的な研究や教育を行います。独立研究科は、基礎となる学部組織を持たない大学院で、多彩な学部の卒業生を受け入れ、各人の専門性を融合させながら、新しい研究ジャンルを生み出したり深めたりします。大学院大学は、学部のある大学を持たない大学院だけの機関で、専門職大学院は、高度で専門的な能力を磨いて実務の場で活かせる「高度専門職業人」の養成を目指します。
大学院には修士課程と博士課程があります。修士課程は、広い視野からより詳しく、深みのある知識を授けることと、専攻する分野の研究能力を磨き、専門性が求められる職業で力を発揮する人材を育成することを目的としています。一方、博士課程は、専攻する分野において自立した研究者として研究活動を行うことと、高度な専門業務に就くために必要とされる修士以上に卓越した研究能力と、その基礎を築く学識を身に付けることを目的としています。
大学院進学のメリットとしては、高い専門性が身に付くこと、就職の選択肢が増えること、初任給が高いことが挙げられます。一方、デメリットとしては、社会人デビューが遅れること、学費がかかること、勉強がハードになることが挙げられます。
大学院の入学試験には、一般入試、推薦入試、AO入試、社会人入試などがあります。一般入試は大学を卒業見込みの人、大学を卒業した人が受けられる試験で、外国語・専門科目の筆記・書類審査・面接で構成されています。推薦入試は、大学の学部で優秀な成績を修めた学生が、その大学の大学院に進学する際に利用できる制度です。AO入試は、入学希望者の人物像を学校が求める学生像と比較して合否を決める方法で、多くの場合、書類審査と面接で選考されます。社会人入試は、いったん社会に出た人を対象とした入試で、試験内容や方法は大学院によって異なります。
大学院の進学にはメリットとデメリットがあります。大学院進学を考える場合は、そうした点を踏まえた上で、自分が「大学院で何をしたいのか」「なぜ大学院へ進むのか」という目的を徹底的に考え抜いてから決断することが大切です。そのためには、取り組みたい研究内容だけでなく、学費や卒業後のキャリアプランについても考えておきましょう。大学院へ進学する人は、大学院生活を単なる「モラトリアムの延長(社会に出ることの延期)」にせず、その後の人生に役立つ有意義な時間になるよう日々の努力を積み重ねてください。