マイナビ　学生の窓口　就活スタイル（mynavi gakumado）

【この記事の要約】本記事は、就活生が志望度が低い企業の志望動機を考える際のアドバイスについて、キャリアコンサルタントである筆者からの意見を紹介しています。筆者は、第一志望の企業だけを受けるという選択については、自分自身が持つ思い込みに注意しながら、自分の目線をサービスを受ける方に向けることを提案しています。これは、企業が日々経営の改善に努力をしており、顧客に喜んでもらえるよう頑張っているという事実を理解し、自分自身のやりたいことだけにこだわらず、そのサービスを受ける方の視点に立つことの重要性を指摘しています。

また、同じ業界の他の企業にも応募することで、自身の視野を広げ、業界全体の活性化に貢献する可能性があると述べています。これは、自分が第一希望としている企業に同じ業界の別の企業が第二・第三希望としてあり、それらの企業に応募ができるのなら、それはやりがいを感じるチャンスを手に入れることにもつながります。そして、同じ業界の中で視野を広げて就職活動を行っていくことは、将来あなたが業界全体の活性化をはかり、発展させていくという大切な役割を担うこともできるということです。

就職活動については、内定を出すか出さないかは相手側である企業が決めます。あなた自身がそれを決めることはできません。自分では決められないものに対して、最初から応募数が少ないとなると、あなたの将来はいったいどうなってしまうのでしょうか。このような不確定性を理解し、自分の就職活動をより広範に展開することの重要性を強調しています。

志望動機を考えるコツとしては、企業のホームページや経営陣の言葉、インタビュー記事などを参考にし、自分が「すごいな」と感じる部分を見つけることを提案しています。その企業のホームページなどの資料をもう一度よく見て、企業理念のほかに経営陣（特に社長）の言葉があるか確認することが重要です。その中にはその企業が進んでいくべき方向とその企業の強みが書いてあります。もし、それがなければ経営陣（特に社長）が答えているインタビュー記事がないかインターネットなどを使って検索してみてください。これらの記事の中で「すごいな」と思うところがあなたの志望動機となり得るところです。

また、企業によっては「お客様の声」もその企業が顧客の役に立っている理由となりますから、志望動機を考える上での参考となります。これらの情報を基に、自分がその企業で何を学び、どのように成長できるのか、どのようにその企業の一員として貢献できるのかを考えることが、志望動機を考える上での重要なポイントとなります。

筆者は、しっかりと企業研究を行い、有意義な就職活動を行うことを強く推奨しています。