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【内定ブルー】海外勤務を目指していたのに、実現できるのはずっと先と知ってショック……内定辞退するべき？
【この記事の要約】本記事は、海外勤務を目指していたが、内定先での海外勤務が30歳前後になることを知り、内定ブルーになってしまった読者からの相談に対するアドバイスを紹介しています。相談者は、内定先を断るべきか、また入社するならどのようなモチベーションで入社すればいいのかを尋ねています。
キャリアコンサルタントの筆者は、まず相談者に内定おめでとうと祝福の言葉を述べ、仕事を行うことは自分の実力を試す場であり、それはアスリートが試合に出ることと似ていると説明します。試合に出るためには練習が必要で、その練習が十分であればあるほど選手の技術とメンタル面は強化され、良い結果が期待できます。そして、練習にはコーチが必要で、あなたの実力が上がれば上がるほど、その時々に適したコーチがついていきます。
筆者は、仕事の現場においても、シュミレーターだけの経験で自信を持ち、実際の現場との感覚の違いから大事故につながる可能性があると指摘します。企業の経営に失敗は許されないため、企業は十分な「研修」という練習を施し、それを必要としています。
内定をいただいている企業は、あなたにとってとてもラッキーな企業だと筆者は述べます。もし、あなたがその企業での業務経験も浅い状態でいきなりの海外勤務になっていたなら、企業としてもあなたとしても「失敗」のリスクは非常に高まります。
実際の海外勤務が30歳前後になるという内定先企業は、あなたにとって十分な教育を施せる時間とお金をお持ちだと感じます。これは、あなたにはその時間とお金をかける価値があるということでもあり、育てたい、活躍してほしいと期待をしていらっしゃる証拠でもあります。
あなたは海外勤務となる日まで十分に仕事を覚えて、それまで活躍する準備をしっかりと整えるというのはいかがでしょうか。ご自身の職業人生はこれから始まるところです。今までの人生の何倍もの長さである40年近くの職業人生。専門性を高めながら幅広く携わり、少し長い目で見て計画を立ててみるのも悪くないと思いますよ。
筆者は、相談者が海外勤務を目指していることを理解しつつも、そのためにはまず基礎となる知識や経験を身につけることが重要であると強調しています。また、内定先企業が海外勤務を30歳前後に設定していることは、相談者に対する期待と教育の投資を示していると解釈し、それをポジティブに捉えるよう助言しています。その上で、相談者に対して、自身の職業人生がこれから始まるという視点を持つこと、そして専門性を高めながら幅広く携わり、長い目で計画を立てることを提案しています。