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学費安い? 「通信制大学」のメリット/デメリット 就職時に差は?
【この記事の要約】通信制大学のメリットとデメリット、そしてその就職時の影響について解説されています。新型コロナウイルスの影響でオンライン授業が増え、その結果、通信制大学への関心が高まっています。通信制大学の学費は通学制の大学に比べて大幅に安いとされています。例えば、放送大学の4年間の学費は70万6000円、日本大学通信教育部の学費は4年間で63万4000円から79万4000円となっています。これに対し、国立大学の学費は4年間で約242万5200円となります。
通信制大学のメリットとしては、時間と場所を選ばずに学習できることが挙げられます。これにより、自分がやりたいことに時間を使うことができます。しかし、デメリットとしては、時間の管理や勉強に対するモチベーションの維持が難しいことが挙げられます。通信制大学の在籍4年での卒業率は平均で15%以下と低いです。その理由としては、社会人学生が多く、仕事と勉強の両立が難しいこと、またモチベーションを維持するのが難しくなり、単位を落としてしまう学生が多いことが挙げられます。
また、通信制大学では、就職支援が通学制の大学ほど手厚くない場合が多く、大学が自宅から遠い場合は、キャリアセンターや図書館など大学施設の利用が難しくなるので注意が必要です。さらに、通信制大学といっても、卒業に必要な124単位のうち30単位以上はスクーリングかメディア授業(オンライン授業)で修得することになっています。そのため、自分が通いやすい地域でスクーリングの受講が可能か、事前に確認することが重要です。
経済的に厳しいが大学で学びたいという人に対しては、通信制大学であっても大学卒業資格は取得できますし、テクノロジーの進化で充実した授業が提供されている大学も増えています。しかし、通信制では学べない分野もあります。そのため、大学にかかる「費用」だけでなく、社会に出た後に得る「収入」も重要であり、「自分が大学で何を学びたいのか」という目的や「大学で学んだことを将来どう生かしたいのか」といったキャリアプランをよく考えた上で、通信制大学が適しているか判断する必要があります。
「学費が安いから」という理由だけで入学すると、モチベーションを維持できなくなって、時間もお金も浪費することになりかねます。また、通信制大学は通学制に比べて、就職支援は手厚くない場合が多いので、就職支援の状況や過去の就職実績をよく確認した方がよいでしょう。
以上のように、通信制大学は学費が安く、時間と場所を選ばずに学習できるというメリットがありますが、時間管理やモチベーションの維持、就職支援の問題など、考慮すべき点も多いです。そのため、通信制大学を選ぶ際には、自身の目的やキャリアプランをしっかりと考え、各大学の情報をよく調べてから決めることが重要です。