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フリーランスの職務経歴書、書き方のポイントを徹底解説!
【この記事の要約】フリーランスとして活動する際には、職務経歴書が自身の能力や経験をアピールするための重要なツールとなります。特に、フリーランスの場合、その専門性を証明するための職務経歴書が求められ、その内容が採用の可否に大きく影響を及ぼします。そのため、職務経歴書は自身の専門性を証明し、これまでに携わってきた業務が募集している業務に直結していることを明示することが重要となります。
採用担当者は、フリーランスが何らかの「得意分野」を持ち、それに特化した能力と技術を武器に業務を行っているという認識を持っています。しかし、それだけでなく、以下の9つのポイントも重要視しています。
1つ目は、クライアントの状況を把握し、柔軟に対応する姿勢です。発注元では、その進捗状況に応じて社内で変更が生じることもあります。フリーランスは「その業務の専門家として長けている人だ」と先方は認識していますから、たとえ先方の説明が足りなかったとしても、それぞれの相談に応じた内容を理解し、変更にも柔軟に対応してもらうことを望んでいます。
2つ目は、クライアントの求める成果をしっかりと返すことです。発注元は「納期に間に合わせればいい」というような作業的な仕事の受け方をする人よりも「クライアントのためにいい仕事」をするということに一生懸命になって、その成果を上げることに尽くしてくれる人を求めます。
3つ目は、自身の実績に応じた適切な単価を提示することです。発注元は、あなた以外にも同じ業務を依頼している場合がありますので、「この業務内容なら、だいだいこれぐらいの金額になる」という相場観をもっています。あまりに安すぎたり、逆に高すぎたりすると信用問題にも関わってきます。
4つ目は、きちんと丁寧に連絡が取れることです。発注元にとって、連絡の取れる手段が複数あることは安心につながります。メールや電話など、緊急性の高いものは適切な手段で連絡を取ることが求められます。
5つ目は、自身の実績が具体的に明示されていることです。発注元があなたの実績を知る最初の手段は職務経歴書になります。その内容が抽象的な表現だったなら、発注先は細かなニュアンスまで想像することはできません。
6つ目は、期限をきちんと守り、途中で投げ出さないことです。発注元は、依頼した内容をあなたが最後まで完成させることを前提に業務の依頼をしてきます。期限を守ることは当然ですが、普段からこまめな進捗状況や事前相談など、早め早めに連絡してもらえることを望んでいます。
7つ目は、協調性を持つことです。発注元から依頼された業務について、できることとできないことをはっきりと伝えることは、お互いが気持ちよく仕事をおこなう上で大切なことです。しかし、自分の意見ばかりを主張しすぎることは、発注元から見てあまり好感がもてる行為ではありません。
8つ目は、秘密保持やコンプライアンスについて理解していることです。企業にとって情報が漏れることは、ライバル会社を有利にしてしまうことにつながります。そのため、大切なお客様の情報がどこにも漏れないよう管理できることは、フリーランスにとっても大前提となっています。
最後の9つ目は、経営者としてのコスト意識を持つことです。フリーランスは経営者としてのコスト意識をもたなければ、利益の最大化がはかれません。発注元との契約にもよりますが、単発の仕事ごとに契約を結ぶ形態が中心となるフリーランスが、業務の遂行にかかる費用をすべて発注先に出してもらうということはなかなか難しいことです。無駄な時間や資材がかからないようあらかじめ配慮して見積もりを出すようにしましょう。また、経費を請求する際にはざっくりと「消耗品」というようなカテゴリーではなく、「書籍の名前」、「マウス」など具体的な提示をしておくと、発注元にとっても必要か不要かが判断しやすくなります。
これらのポイントを踏まえ、フリーランスの職務経歴書は、業務に関する知識や実績をアピールするだけでなく、発注元が安心して仕事を任せられると判断できる内容にすることが求められます。他のフリーランスとの競争に勝つためには、これらの要素を含む魅力的な職務経歴書を作成することが重要です。これらのポイントを押さえ、自身のスキルと経験を効果的にアピールすることで、フリーランスとしての成功をつかむことができるでしょう。